事業概要
知(地)のソーシャルキャピタル
~学びの山梨モデル~構築事業
~学びの山梨モデル~
学びの山梨モデルとは、地域と大学が一体となり、分野横断的に課題解決に挑む地域人材の育成を目指し教育改革を行い、在学生、高校生、社会人に対して一貫した学びを提供すること(垂直統合型人材支援体制)で、山梨で学ぶことの意義を知り、誰もが学びを通じて自身・地域の“停滞から成長”を実感することができる仕組みのことです。
目的
本事業の目的は、※地域活性化人材育成事業~SPARC~の中で、山梨大学、山梨県立大学の両大学における教育改革を軸として、地域を牽引する地域リーダー・産業中核人材を持続的に育成するシステムを構築することです。
※地域活性化人材育成事業~SPARC~は、大学等が地域の中核として機能していくため、地域社会と大学間の連携を通じて既存の教育プログラムを再構築し、地域が真に求める人材を育成する機関に転換することを目的としています
概要
本事業の目的を達成するために、令和5年3月に設置した地域人材養成推進会議での人材育成等の議論を踏まえ、県内で唯一理工系学部を有する山梨大学では、工学部と生命環境学部において地域人材養成を強く意識した特別教育プログラムを令和6年度から新たに3つ開設し、令和10年度にはこれらの特別教育プログラムを合わせて、学部等連係課程となる「共生創造学環(仮称)」を開設する予定です。山梨県立大学では、地域のニーズを踏まえ、ものづくりを主眼とした文理融合教育やヒューマ ンサービスにおける DX 人材の育成教育を導入すると共に、工学系の新学科設置に向けて検討していきます。
さらに両大学間の連携だけでなく、リカレント教育の推進、学生の地域企業理解度向上、学修機会の周知のために、産学官交流イベント、外部機関との共催イベントを開催することを目指すなど、産学官による“教育連携”を進めます。また、令和5年2月に開催された高校・大学・企業の各プレイヤーによるプロジェクト共有の場である「フューチャーEVO」など、今後も展開される様々な取組による、高校と大学の“教育接続”を通じて学びを地域内で広げる「知(地)のソーシャルキャピタル」を構築し、教育成果を地域に波及・還元させ、山梨の未来を見据えた人材育成を行います。